最近はオシャレのためにカラコンをつける方も増えていますが、コンタクトレンズは本来視力矯正が目的です。そのため、視力が悪い方がカラコンを購入する際、カラーやデザインの他に「度数」も必ず選択します。

ただ、通販サイトやドラッグストア、量販店などでも気軽にカラコンを購入できるようになったことから、自分の度数を把握せずに購入していたり、何年も同じ度数のものを使用していたりする方も意外といらっしゃるようです。

そこでこの記事では、カラコンで度ありを選ぶときに度数が重要な理由や、自分に合う度ありカラコンを購入する方法、理想の目元を叶えるための選び方をご紹介します。

カラコンで度ありを選ぶときに度数が重要な理由

カラコン 度数

今ではたくさんの種類の商品が販売されているカラコン。これまでメガネや通常のコンタクトレンズをしていた方も、カラコンを使うことができますが、その際にデザインやカラーと同様に重要となるのが「度数」です。

ここでは、カラコンで度ありを選ぶときに度数が重要な理由についてご紹介します。

そもそもカラコンの度数とは

そもそもカラコンの度数とは、視力を矯正するために必要な力を表す数値のことです。

人間の目は、物が反射した光を捉えて目の奥の網膜に像を写すことでその物体を認識します。視力が悪い場合、網膜にピントを合わせるための矯正力が必要となるのですが、その矯正力を表すのが「度数」なのです。

一般的に、コンタクトレンズの度数は「D(ディオプター)」や「P(パワー)」、「PAWER」、「PWR」、「SPH」などと記載されます。

例えば、DやPなどのアルファベットとともに表記されている「-1.00」などの数字。この小数点第二位までの数字が、コンタクトレンズの度数を示しています。「+」が遠視用で「-」が近視用であることを示しており、どちらであっても数字が大きくなるほど度数が強くなります。

一般的に、度数は0.25刻みで増減するものです。上限は+5.00、-12.00ですが、ブランドや商品によって上限が変わってくるので、視力が低い方は事前に欲しい商品の上限を調べておくことをおすすめします。

なお、現在使用しているカラコンの度数を確認したいときは、パッケージの外箱の側面や裏側などを確認してみましょう。

度数の合わないカラコンは目に負担がかかる

カラコンに関しては、カラーやデザインを重視する方も多いため「少しくらい合わなくても問題ないでしょ」とあまり気にせず度数の合わないカラコンを使い続けている方も多いかもしれません。

しかしピントが合わない状況は、目にとって大変な負担となり、以下のような事態を引き起こすこともあります。

  • 眼精疲労
  • 目の充血
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 肩こり
  • 自律神経失調症

度数の合わないカラコンを使い続けていると、ピントを調整する筋肉を酷使してしまうので、視力が落ちたり老眼が早まったりするといわれています。

さらに目の不調だけでなく、体や精神の不調を引き起こすことも。全身の健康のためにも、きちんと自分に合った度数のカラコンを選ぶ必要があるのです。

メガネと同じではダメなの?

メガネとカラコンを併用している方の中には、メガネと同じ度数のカラコンを使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、両者の度数は違うこともあるため注意しなければいけません。

なぜなら、メガネとカラコンでは、目の表面からレンズまでの距離が異なるからです。

近視や遠視、乱視の程度が強ければ強いほどその影響を受けやすくなるので、例えば強い近視の場合は、カラコンの度数をメガネよりも弱くする必要があります。

ただし、カラコンをメガネよりもはっきりと見えるように合わせたいという場合などは、同じ度数になることもあります。

カラコンと通常のコンタクトレンズでは度数が違うの?

メガネとカラコンの度数の違いとともに気になるのが、通常のコンタクトレンズとの度数の違いではないでしょうか。

カラコンと通常のコンタクトレンズは、基本的には同じ度数のものでも大丈夫です。しかし、同じ度数のものでも、実際に装用してみると見え方が異なる場合もあるので注意が必要です。

そのため、通常のコンタクトレンズを使用している方がカラコンを使用する場合も、カラコンを使用している方が通常のコンタクトレンズを使用する場合も、基本的には改めて検査を行ってから購入することになります。

自分に合う度ありカラコンを購入する方法

カラコン 度数

度なしのカラコンと同様、度ありのカラコンも眼科や専門店だけでなく、量販店や通販サイトなどさまざまなところで購入できます。しかし手軽に購入できる反面、目のトラブルが起こりやすい傾向にあるので、十分に気をつけて購入しなければいけません。

ここでは、自分に合う度ありカラコンを購入する方法をご紹介します。

1:まずは眼科を受診

カラコンを購入する際は、最新の視力がいくつなのか測定し、正しい度数を知ることがもっとも重要です。眼科では、度数の他にも目の状態や乱視、近視、ベースカーブ、DIA(レンズ直径)などを調べて処方箋をくれるので、必ず購入前に受診しましょう。

なお、現在の正確な視力がわかっているときは「0.4÷視力」で簡易的に度数を算出できますが、あくまでも目安で確実ではないため、必ず眼科を受診するようにしてください。

2:店頭やネット通販・眼科などで購入

正確な度数がわかったら、いよいよカラコンを購入します。受診した眼科はもちろん、量販店などの店頭やネット通販などで欲しいデザインやカラーのカラコンを探してみましょう。

好みのカラコンが見つかったら、処方箋に記載されている情報をしっかりと確認した上で購入します。

ネット通販で購入する場合は、安全でない商品である可能性もゼロではありません。必ず「厚生労働省承認済」かどうかを確認しましょう。

なお「LILY ANNA」は、高度管理医療機器販売許可業・貸与業の許可を得た安全なカラコン通販サイトです。高度管理医療機器承認番号を取得した商品のみを取り扱っています。

平日15時までの注文であれば、最短翌日には配達可能なので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね♪

度ありカラコンで理想の目元を叶えるための選び方

カラコン 度数

度ありカラコンを購入する際、正しい度数の他にチェックしておきたいのが、目のサイズに合っているか、なりたいイメージに合っているか、安全で目のトラブルが起こりにくいかの3点です。

ここからは、度ありカラコンを選ぶ際の3つのポイントについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

目のサイズに合わせて選ぶ

カラコンを選ぶ際は、着色直径が日本人の黒目の平均である11mm〜12mmを大きく超えるものは避けた方が、よりナチュラルで魅力的な目元に仕上がります。

着色直径とは、カラコンのレンズに色がついている部分のサイズのこと。

瞳をより美しく見せるためには、白目と黒目のバランスを「白目1:黒目2:白目1」いわゆる瞳の黄金比率にできるだけ近づけることが重要です。

日本人の平均的な白目と黒目の比率は「白目1:黒目1.5:白目1」です。そのため、着色直径が大きすぎないものを選ぶことで、黄金比率に近づけられます。

初めてカラコンを使用する場合、目が小さめの方は12.5mm〜13.0mm程度、目が大きめの方は13.0mm〜13.5mm程度のものを選ぶのがおすすめ♡ 着色直径が小さいものの方が、違和感を与えずに瞳を大きく見せられます。

なお、最近人気の着色直径が小さめのカラコンについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

カラコンは着色直径小さめがナチュラル!メリットやおすすめのアイテムを紹介

なりたいイメージに合わせて選ぶ

度ありのカラコンは、度なしのものと比べて選べるデザインが少ない場合もありますが、なりたいイメージに合わせて選ぶことも重要です。

カラコンをしていることをバレずにさりげなく印象をチェンジしたい方は「フチなし」タイプのシンプルなデザインがおすすめ♡ カラコンをつけている感がないので、カラコン初心者さんでも安心してチャレンジできます。

また、ナチュラルでありながら垢抜け感を出したい方には「シアー」タイプが向いています。ナチュラルに目に馴染みながらオシャレ感を演出してくれるので、ブラックやブラウンでは物足りないというカラコン上級者さんも大満足の仕上がりです!

目のトラブルを避けることも重要

カラコンは、度ありや度なしにかかわらず、目のトラブルが起こりやすいもの。

もちろん、正しく使用していれば安全にオシャレを楽しめますが、目に異変を感じても眼科を受診しない方が多いのも事実です。

カラコンが目に悪影響を及ぼす原因となり得るのは、以下のような場合です。

  • 長時間連続で装用している
  • 使用期間や使用期限を守らない
  • レンズのケアを怠っている
  • カラコンのスペックが合っていない
  • 眼科を受診していない
  • カラコンの構造に問題がある海外製品を使用している

誤った使用を続けていると、角膜炎や角膜潰瘍、角膜内皮障害などの目の病気になる可能性もあります。

そのまま放置すると視力の低下や痛みが生じたり、場合によっては症状が良くならなかったりすることもあるので、目のトラブルが起こらないよう十分注意が必要です。

また、目の健康を守るためには「酸素透過率」について知っておくことも大切です。こちらの記事では酸素透過率の詳しい情報をご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

カラコンの酸素透過率ってなに?低いとどうなる?安全かどうかの判断基準も解説

まとめ

カラコンで度ありを選ぶときに度数が重要な理由や、自分に合う度ありカラコンを購入する方法、理想の目元を叶えるための選び方をご紹介しました。

カラコンの度数とは、物を見るときに網膜のピントを合わせるために必要な矯正力を表した数値のことです。視力が低い人ほど数値が大きくなります。

今使用しているカラコンの度数を確認したいときは、パッケージの外箱に記載されている+や-から始まる数字を見てみてください。

なお、基本的にカラコンと通常のコンタクトレンズの度数は同じでも問題ありませんが、場合によっては度数が変わることもあります。

これまで通常のコンタクトレンズを使用していた方で、カラコンに変えようと思っている方は、眼科で改めて視力の検査を受け、医師の指示に従って正しい度数のカラコンを購入するようにしましょう。

コンタクトレンズは高度医療機器です。必ず眼科医の指示に従って正しくご使用ください。

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