追茂です
通販で購入する際も、店舗で購入する際も、カラコンは安全に選びたいですよね。とくに通販でのカラコンは安全なの?という疑問をもっている方も少なくありません。
カラコンの安全性を調べたことのある方はわかると思いますが、色々な記事に「カラコンの使い方をまちがえると最悪失明します」というフレーズが書かれているのを見かけませんか?
失明=目が見えなくなるということですよね
こわいなぁと思いながらも、“失明”という言葉を見ると、「大げさなんじゃないの?」「都市伝説なんじゃないの?」とも感じてしまったりして・・・
実際のところどうなんだろう?と気になったので調べてみました✎✎
この記事では、通販のカラコンを安全に選ぶ方法やカラコンが失明を招く理由についてご紹介していきます。
カラコンを通販で安全に手に入れたい! 通販のカラコンが安全なのか知りたい! という方は、ぜひ参考にしてみてください。
通販のカラコンを安全に選ぶためには?
カラコンは通販で購入するのがお得! と思いつつ、安全性が不安と感じている方も多いのが事実。まずは、実際に、通販でカラコンを選ぶ際に気を付けるポイントをご紹介します。
眼科を受診してからカラコンを購入する
カラコンは通販で簡単に手に入れることができますが、通販で購入する前に眼科を受診するようにしましょう!
眼科を受診すると、視力の検査だけではなく目の健康状態や眼球のカーブ(BC)を知ることができるため、自分が購入しようと思っているカラコンが自分の目に合っているのかも確認できます。
眼科では、目の病気があるかどうか、BC、自分の目に合ったカラコンの厚さなども教えてもらえるため、医師に不明なことを確認することもできます◎
さらに、目の状態によってはカラコンをしないほうがよいと判断されることもあるため、必ず眼科を受診して、医師に診察してもらってからカラコンを購入するようにしましょう。
信頼できる通販サイトの選び方を知る
カラコンを販売しているサイトを安全に選びたいという方は、まずはそのカラコンサイトが「高度管理医療機器等販売業」を許可されている販売店であることを確認しましょう!
カラコンは高度医療機器なので、カラコン自体が厚生労働省に許可されているものしか販売できません。さらに、そのカラコンを販売する販売店は、高度医療機器等販売業として許可されている必要があります。
通販でカラコンを買う際の注意点
通販でカラコンを購入する際は、前述したように眼科の受診や信頼できるサイトで購入することが大前提となりますが、万が一異常を感じたらすぐに使用を中止して病院を受診するようにしましょう。
事前に眼科を受診して安全なサイトで購入したところで、実際は自分の目のBCや度数が合っていなかったというケースもあります。
安全なカラコンであっても、そのようなトラブルが生じる可能性がゼロではないため、目に異常を感じたらすぐに眼科の受診をおすすめします。
カラコンが失明のリスクを招く理由
冒頭で「カラコンで失明することがあるの? 」というお話をしましたが、結論、可能性は大いにありえるようです。
なぜかというと
1.カラコンは目を傷つけるリスクをはらんでいる
2.目が傷つくと目の病気になる確率が高まる
3.目の病気が悪化すると、失明する可能性が高まる
つまり、カラコンを装着することで失明するという短絡的なものではなく、「カラコンが失明につながる目の病気の引き金になってしまうかもしれない」からです。
ここからは、カラコンが失明のリスクを招く理由についてご紹介します。
眼科の定期健診を受けていない
カラコンを購入する前に眼科を受診したほうが良いことはお伝えした通りですが、眼科の受診は定期的に行う必要があります。
現在使用しているレンズが自分に合っているのか、間違った方法で使用していないかなど、眼科の定期健診を受けることで目に負担をかけているかを確認することができます。
また、定期健診以外にも目に異常を感じた場合は眼科を受診する必要があります。カラコンを通販で購入する際は、自分が通いやすい眼科を見つけて、しっかり通院するようにしましょう。
ケアを怠っている
ワンデータイプは1日装着したら廃棄するタイプのカラコンですが、2weekタイプやマンスリータイプのカラコンは、連続使用ができるので、適切なケアを行う必要があります。
正しいケアを行わないと、レンズに汚れが付いたまま装着することになり、目の表面を傷つけてしまい、感染症などを起こす原因となります。
格安カラコンを使用している
通販で購入できるカラコンは、国の安全基準を満たしていないものが販売されている可能性もあります。そのようなカラコンは、目を傷つけてしまう可能性が高く、安全とは言い切れません。
前述したように、カラコンは高度医療機器として認定されているものです。カラコンのパッケージに承認番号が記載されていないものは、厚生労働省の承認を得ていない可能性が高いため、格安カラコンを購入する際は注意する必要があります。
失明につながる目の病気とは?
調べてみると様々な病名が出てきましたが……
中でも特に怖いと思った病気を2つピックアップします。
角膜潰瘍
角膜とは、黒目部分の透明な膜のこと。潰瘍とは、深部にまでおよぶ欠損のこと。
名前の通り、なんらかのダメージにより黒目レンズの組織が壊れた状態のことです。
角膜はもともと透明で、それによりものがクリアに見えていますが、この病気にかかると状態によっては角膜がにごってものが見えにくくなるおそれがあったり、重症化すると、「角膜穿孔」といって角膜に穴が開き失明したりすることもあるそうです。
こんなカラコンの使い方をしている方は、要注意
✘長時間つけっぱなし
✘寝るときもカラコンつけっぱなし
✘目の形に合わないカラコンを使っている
✘安全性が担保されていないカラコンを使っている(日本未発売等)
✘レンズケアを怠っている
水疱性角膜症
角膜(黒目部分の透明な膜)は5層でできています。そのうちの一番内側の部分を「角膜内皮細胞」といって、角膜がにごらないように水分量を調節する役割を担っています。
角膜内皮細胞が少なくなると、水分調節ができなくなってしまい角膜がにごったままになってしまいます。その状態を「水疱性角膜症」と呼んでいるそうです。
(角膜がにごると光が届きにくくなり、視力障害が出る)
なんとこの角膜内皮細胞、人が生まれたときから死ぬまで決して増えたり再生したりしないのだそうです。
加齢とともに自然に減っていくものではあるのですが、コンタクトを長期間・長時間つけっぱなしにする等で目が酸素不足になることで減少を促進してしまうのだとか。恐ろしい・・・
角膜内皮細胞が再生しないので、この病気にかかってしまったら根本治療としては今のところ角膜移植が必要とのことです。
▽10年以上前の資料ですが、症例写真が載っています。
コンタクトレンズ眼障害 放置すると失明の可能性も
カラコンは通販で購入しても大丈夫!安全な選び方・使い方
カラコンをつけていて突然失明する、という事例は私が調べた限りでは見つかりませんでした。
目の病気を放置してカラコンを使い続けたり、眼科に行かなかったりすることで重症化する事例が多いようです。
日ごろから目に負担をかけないように心がければ、目の病気にかからず失明を防げるはずです。
カラコンを正しく選ぶ
①目の形に合ったカラコンを選ぶ
自分の目の大きさやカーブに合ったレンズを選ばないと、物理的に目にダメージを与えてしまいます。
初心者必見!カラコンの基礎知識「DIA」と「着色直径」と「BC」について
②日本で流通していないカラコンは避ける
日本では法律で、カラコンを「高度管理医療機器」という人工呼吸器と同じレベルの管理を必要とする医療機器であると分類していて、専門機関で安全性が確認された場合のみ販売が認められていますが、海外流通品にはその保証がありません。
毎日清潔に使う
1か月交換タイプなど、続けて使うタイプのカラコンは細菌に要注意。
目に悪い菌が入らないようにレンズケアをしっかりおこないましょう。また、カラコンを扱う際は手も清潔に!
▽カラコンケアの参考記事
カラコン長持ちの方法!保存液・洗浄液に秘訣あり
目の病気は早期に直さないと長引くことが多いです。目は代えがきかないですから、大切にしましょうね。
「LILY ANNA」で販売しているカラコンは全て日本の厚生大臣の販売許可を得ています
まとめ
カラコンは、通販で購入するから危険ということはありません。通販で購入する際も、実店舗で購入する際も、気を付けることは同じなのです。
眼科をしっかり受診することや、違和感が生じた際にそのままにしないこと、厚生労働省の承認を得ていえる商品を選ぶことなどに気を付ければ、通販を利用しても大丈夫!
しかし、使い方を間違えたりケアを怠ってしまったりすると失明のリスクを招く原因となるため、注意が必要です。
カラコンを通販で安全に購入したいと考えている方は、注意点を守ってカラコンでおしゃれを楽しんでくださいね♡
※コンタクトレンズは高度管理医療機です。必ず眼科医の指示に従って正しくご使用ください。
最終更新日:2022年10月6日